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【建設業許可29業種の羅針盤⑤】管工事と水道施設工事

更新日:9月30日

お世話になっております、行政書士の前田です。

今回は、建物の水・空気・ガスを供給する「管工事」の許可、都市に水を供給する「水道施設工事」の許可について、ご説明いたします。

まずは 管工事 からです。

管工事は、ライフラインを支える重要なインフラ工事であり、人々の快適な生活に欠かせないものです。

この許可を取得することで、皆様の技術が証明され、より安全で信頼性の高い工事を請け負うことが可能となります。

ぜひ、本記事でその重要性をご理解いただければ幸いです。

管工事とはどのような工事なのか?

管工事は、上下水道、空調、ガス、排気、消火設備など、様々な管を設置する工事を指します。具体的には、以下のようなものが該当します。

給排水・給湯・ガス配管工事

空調設備工事

ダクト工事

冷暖房設備の設置工事

管工事は、建物の種類や用途に応じて、様々な専門知識と技術が求められます。

他の業種との境界線!間違いやすいポイントに注意


≪水道施設工事との関係≫

管工事は、建物内の給排水管や空調管などの設置工事です。

一方、「水道施設工事」は、公道に水道管を敷設したり、浄水場を建設したりする工事です。

両者は「水」を扱う点で似ていますが、その対象範囲が大きく異なります。

≪消防施設工事との関係≫

消火栓やスプリンクラーの設置は「消防施設工事」に該当しますが、そこに至る配管工事は「管工事」に該当します。

両方の工事を請け負う場合は、両方の許可を取得することが望ましいです。

どのような企業が許可を取得すべきか?


以下のような事業を営んでいらっしゃる場合は、この許可の取得を強くお勧めいたします。

戸建てやマンションの給排水設備工事を専門に行う企業

店舗やオフィスの空調・換気設備を設置する企業

ガス管の敷設や修理を請け負う企業

取得に必要な資格について


本許可を取得するには、営業所に常勤する「専任技術者」の配置が求められます。
専任技術者となるには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

国家資格の保有
1級・2級管工事施工管理技士
1級・2級建築士
職業能力開発促進法による配管科、空気調和設備配管科などの技能検定合格者(1級・2級)

実務経験の証明
指定学科(機械工学、土木工学など)を卒業後、一定期間の実務経験を有する者
学歴を問わず、10年以上の実務経験を有する者

続いては、 水道施設工事 の解説です!

水道施設工事は、人々の生活に不可欠な水を供給するインフラを整備する重要な工事です。

この許可を取得することで、皆様の技術が証明され、より安全で信頼性の高い工事を請け負うことが可能となります。

ぜひ、本記事でその重要性をご理解いただければ幸いです。

水道施設工事とはどのような工事なのか?


水道施設工事は、上水道や工業用水道などの取水、浄水、配水といった一連の施設を建設する工事を指します。

具体的には、以下のようなものが該当します。

浄水場や配水池の建設

公道に水道管を敷設する工事

水道管の維持管理や改修工事

この工事は、市民の健康と安全を支える上で欠かせない役割を担っています。

他の業種との境界線!間違いやすいポイントに注意


≪管工事との関係≫

水道施設工事は、公道に水道管を敷設したり、浄水場を建設したりする工事です。

一方、「管工事」は、建物内の給排水管やガス管などを設置する工事です。

両者は「水」を扱う点で似ていますが、その対象範囲が大きく異なります。

≪とび・土工・コンクリート工事との関係≫

水道管を敷設するために地面を掘削する作業は「とび・土工・コンクリート工事」に該当します。

しかし、その掘削工事が水道管の敷設と一体として行われる場合は、「水道施設工事」に含まれることがあります。

どのような企業が許可を取得すべきか?


以下のような事業を営んでいらっしゃる場合は、この許可の取得を強くお勧めいたします。

公道に水道管を敷設する工事を請け負う企業

浄水場やポンプ場の建設・改修を専門に行う企業

工業用水道の敷設を請け負う企業

取得に必要な資格について


本許可を取得するには、営業所に常勤する「営業所技術者」の配置が求められます。
営業所技術者となるには、以下のいずれかの要件を満たす必要があります。

国家資格の保有
1級・2級土木施工管理技士
1級・2級管工事施工管理技士
技術士(上下水道部門、総合技術監理部門(上下水道)

実務経験の証明
指定学科(土木工学、衛生工学など)を卒業後、一定期間の実務経験を有する者
学歴を問わず、10年以上の実務経験を有する者

まとめ


管工事も水道施設工事も、私たちが毎日を安心して送るために、なくてはならない生命線を築く、本当に価値あるお仕事です。

だからこそ、その高い技術と信頼性が求められる分野で、建設業の許可は未来を広げる大きな鍵となります。

安定した事業基盤を築き、さらに公共性の高い大きなプロジェクトにも関わっていくために、ぜひこのタイミングで許可取得をご検討ください。

複雑な申請手続きや準備については、私たち行政書士が親身になって、取得までしっかりお手伝いさせていただきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

一歩踏み出すことで、きっと次のステージが見えてきますよ。

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たまご行政書士事務所
行政書士 前田 礼央
メールやLINEでもお気軽にご連絡ください!
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