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📊 経営事項審査(経審)のX点とは?|X1・X2の違いと評価の仕組みを解説

更新日:2025年12月21日

お世話になっております、行政書士の前田です。

今回は、経営事項審査(経審)における「X点」について、特に理解しておきたい 「X1」「X2」それぞれの評価内容と考え方を中心に、少し踏み込んで解説します。


「X点は工事高の点数」と説明されることが多い項目ですが、実際には 2種類の評価(X1・X2)を合算して算出される点数であり、この構造を正しく理解しているかどうかで、点数の見え方が大きく変わってきます。


X点の全体像|X1とX2で構成される評価項目


X点は、経営事項審査において建設業者の事業規模や施工体制の量的側面を評価する項目です。


X点は、次の2つの要素で構成されています。


  • X1:完成工事高による評価


  • X2:技術職員数による評価


この2つを一定の算定方法により合算したものが、業種ごとのX点として反映されます。


X1とは?|完成工事高を評価する項目


■ X1の評価対象


X1は、完成工事高を基準として算出される点数です。


評価に用いられる完成工事高は、


  • 直前の決算期を含む 原則2年分(又は3年分)


  • 建設業許可を受けている業種ごと


に区分された金額が対象となります。


ここで重要なのは、会社全体の売上高ではなく、業種別の完成工事高で評価されるという点です。


■ X1が示している評価の意味


X1は、「その業種について、どの程度の工事量を継続して行っているか」を数値化するための評価項目です。


そのため、


  • 他業種の売上が多い


  • 単年度のみ完成工事高が大きい


といった事情は、必ずしもX1の評価に直結するわけではありません。


公共工事の入札制度では、同種工事の継続的な実績が重視されるため、X1はその点を反映する仕組みになっています。


■ X1に関して注意したい点


X1の算出にあたっては、


  • 決算変更届に記載した工事高


  • 工事経歴書に記載する工事内容


  • 経審申請時の業種別完成工事高


これらが制度上、整合していることが前提となります。


工事内容と許可業種の整理が曖昧なまま進めてしまうと、想定していた完成工事高が、評価に十分反映されないこともあります。


X2とは?|技術職員数を評価する項目


■ X2の評価対象


X2は、技術職員数を基準として算出される点数です。


ここでいう技術職員とは、


  • 監理技術者


  • 主任技術者となり得る者


など、法令上、配置が求められる技術者を指します。


単なる従業員数ではなく、資格や経験要件を満たしているかどうかが評価の前提となります。


■ X2が評価している内容


X2は、「工事を受注し、適切に施工できる体制が整っているか」という人的基盤を評価する項目です。


完成工事高を評価するX1に対し、X2は 今後の工事対応力を示す側面を持っています。

そのため、


  • 完成工事高はまだ多くないが、技術者は確保できている


  • 技術者が不足しており、工事規模を広げにくい


といった状況が、点数に反映される構造となっています。


■ X2で誤解されやすい点


X2については、「技術者が多ければ、そのまま点数が上がる」と理解されがちですが、実際には、


  • 業種ごとに評価対象となる技術者が異なる


  • 常勤性や専任性が確認される


など、制度上の要件を満たしているかどうかが重視されます。


単に在籍しているだけでは、評価対象として認められない場合もあります。


X1とX2の関係|どちらか一方では点数は伸びにくい


X点は、工事実績(X1)、技術者体制(X2)という、2つの要素を組み合わせた評価です。


そのため、「完成工事高は大きいが、技術職員数が少ない」「技術職員数は十分だが、完成工事高が少ない」など、いずれの場合も、X点が想定ほど高くならないことがあります。


まとめ|X点は制度の構造を理解することが重要


X点は、単なる結果としての点数ではなく、


  • 完成工事高の整理方法


  • 技術職員の配置状況


といった、日頃の経営内容が制度上どのように評価されるかを示す項目です。


今後どの業種で入札に力を入れていくのかを意識しながら、X1とX2の構造を理解しておくことが、経営事項審査を適切に活用するための第一歩になります。



たまご行政書士事務所行政書士

前田 礼央

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