📊 経営事項審査(経審)のW点とは?|社会性・信頼性を評価する重要項目
- たまご行政書士事務所

- 1月8日
- 読了時間: 3分
お世話になっております、行政書士の前田です。
今回は、経営事項審査(以下「経審」)の評価項目のひとつであるW点について解説します。
W点は売上高や財務内容のように数字が前面に出る項目ではありませんが、会社としての姿勢や体制が反映される点数であり、見落とすと評価に差が出やすい部分でもあります。
これから経審を受ける方、毎年受けているもののW点はあまり意識していなかったという方にも参考になる内容です。
W点とは何を評価する点数なのか?
W点は、経審における「社会性等」の評価項目です。
完成工事高を評価するX点や、財務状況を評価するY点とは異なり、企業の運営体制や社会的な信用度がチェックされます。
簡単に言えば、「この会社は、公共工事を任せても問題ない体制が整っているか」という視点で評価される点数です。
W点を構成する主な評価項目
W点は、いくつかの項目を合算して算出されます。代表的なものとして、次のような内容があります。
≪建設業の営業年数≫
建設業許可を受けてからの年数が評価対象になります。長く事業を継続しているほど、一定の加点がされる仕組みです。
≪建設業退職金共済制度への加入状況≫
建退共への加入は、W点の中でも比較的よく知られている項目です。加入しているかどうか、また適切に運用されているかが評価されます。
≪法定外労災保険への加入≫
業務上の事故に備える体制が整っているかどうかも確認されます。建設業特有のリスクへの対応として、評価対象に含まれています。
≪ISO・エコアクション21などの認証取得≫
ISO9001・ISO14001や、エコアクション21などの認証を取得している場合、W点で加点されます。環境配慮や品質管理への取り組みが評価される項目です。
≪防災協定の締結状況≫
自治体などと防災協定を締結している場合も、評価対象となります。地域社会との関わりを重視する観点から設けられている項目です。
W点は「対策しやすい」項目でもある
W点の特徴は、事前に内容を把握していれば準備がしやすい点にあります。
完成工事高のように短期間で大きく変えることは難しくありません。
たとえば、
退職金共済制度への加入
認証制度の取得を検討する
必要書類を整えて正しく申告する
といった点は、早めに動くことで評価につなげることが可能です。
申告漏れ・書類不足には注意
W点は「該当していれば自動的に加点される」わけではありません。
申告や証明書類の提出がなければ、評価に反映されない点が非常に重要です。
特に、
加入しているが証明書を提出していない
更新時期が切れていることに気づいていない
といったケースは少なくありません。
まとめ|W点は会社の姿勢が表れる評価項目
W点は、数字だけでは見えない会社の取り組みや体制が反映される項目です。
派手さはありませんが、積み重ねによって評価に差が出やすい点数でもあります。
経審全体を考えるうえでは、「X点・Y点だけでなく、W点も含めてバランスよく整える」という視点が大切になります。
W点の内容を一度整理しておくだけでも、次回の経審に向けた準備がしやすくなりますので、ぜひ確認してみてください。
たまご行政書士事務所行政書士
前田 礼央
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